環境への取り組み

環境戦略と法令順守

 

CO2排出量削減の取り組み

2010年、アルバネットワークスは、施設の節電・省エネ活動、出張の代替手段、在宅勤務によるCO2排出量20%削減を企業目標として掲げました。この目標の達成に向け、施設とITインフラストラクチャの環境フットプリントの評価、削減に努めています。 また、技術革新を伴うネットワーク規模適正化と在宅勤務の取り組みにより、CO2排出量削減に大きな効果をもたらしています。

施設

  • HVACRフットプリント

    事業所の冷凍・空調・暖房(HVACR)システムの運転を月曜から金曜の午前6時から8時までに限定し、週末および営業時間外のオーバーライドは2時間に設定しています。技術拠点は24時間365日の冷却が必要なため、エネルギー効率の高い冷却装置を使用し、週末および営業時間外のオーバーライドは2時間に設定しています。全体的なHVACR負荷を軽減するため、温度感受性の強い電子機器については、一部の環境管理型ラボへの集約を進めています。また、すべての施設で省エネ型環境システムを使用しています。
    再生可能エネルギー源: アルバネットワークスに供給されるエネルギーの半分以上は、CO2を排出しないエネルギー源に由来し、再生可能エネルギー源の割合が増加しつつあります。2007年の電力構成のうち、原子力発電(23%)、大規模水力発電(13%)、風力、地熱、バイオマス、小規模水力発電などの再生可能資源による発電(12%)は、非排出型エネルギー源に由来します。 残りは、天然ガス(47%)、石炭(4%)、その他化石燃料(1%)です。

  • 照明

    施設全般でT8型蛍光灯を使用しています。また、警備会社が夜間巡回時に照明不要箇所を消灯しています。

  • 太陽反射

    建物の屋上に太陽反射を最大限に高める白色またはライド・グレーを使用し、HVACRの冷却負荷を抑えています。

  • コンピュータ・ディスプレイ

    CRTの取り外しとリサイクルの取り組みを終了し、低消費電力のLCDモニタに移行しました。

  • 使い捨て製品

    ペットボトル式の飲料水を廃止し、フィルタ式給水器を導入しました。紙皿、箱、ナプキンにはリサイクル可能なものを使用し、カフェテリアのコップや食器にはスターチ製のものを使用しています。洗剤には環境に優しいものを採用し、段ボール、コップ、アルミ製の廃棄物はリサイクルのため分別しています。不要な電子機器はリサイクルに回しています。

  • 水利用量

    節水のため、自動水量調節機能を持つ水栓とトイレを採用しました。

ITインフラストラクチャと在宅勤務

アルバネットワークスは、1,500人以上にのぼる従業員の90%以上のために、高速802.11n/802.11ac WLANを配備しました。データおよび音声アプリケーション向けに設定した1つのWLANで、本社、リモート・オフィス、支社、在宅勤務先の全従業員をサポートできます。1台の無線アクセス・ポイントは、平均で約15人のユーザーをサポートします。 さらに、このソリューションを外回りの営業担当にも支給し、外出先からのネットワーク・アクセスを可能にしました。

フィールド・エンジニアや外回りの従業員には、Arubaリモート・アクセス・ポイント(RAP)テクノロジーを提供しています。RAPは、無線アクセス・ポイントにVPNセキュリティとポリシー適用ファイアウォールを統合した低コスト・ソリューションです。利用の際、ノートPC、PDA、スマートフォンなどのデバイスに専用のソフトウェアをインストールする必要はありません。また、プラグアンドプレイなので、IT部門による最初のプロビジョニングが終了すれば、それ以降管理や設定は必要ありません。 ローカル・ネットワーク(または3Gセルラー・モデム)に接続するだけで、プライマリ/バックアップ・データ・センターとのセキュアなトンネルの確立、会社用のSSIDの設定、データと音声(内線電話を含む)のセキュアなセッションの開始をすべて自動的に行います。

こうした取り組みは、データ・スイッチの削減を含め、保守が必要な有線インフラストラクチャの縮小を可能にし、データ・ルームの節電、バックアップ・バッテリーを使用した無停電電源装置(UPS)による運用時間の増加、HVACRシステムに対する冷却負荷の削減につながります。 さらに、事業所の開設、移転、変更に伴う配線を最小限に抑えることができます。たとえば、従業員の増加に伴う最近のネットワーク変更では、従来の方式と比較して、カテゴリ6の銅線を10km分短縮することができました。

サステナビリティの観点で言えば、無線化への取り組みにより、PVC、ポリエチレン、ポリプロピレン、合成ゴム、MIC、ナイロン、フェノールホルムアルデヒド製のケーブル絶縁材、ケーブル管理/トランキング・システム、配線装置アクセサリを最小限に抑えることができます。

アルバネットワークスでは、2010年以降、配線クローゼット・スイッチを削減し、所要電力と冷却要件を最大で20%削減しました。モバイル・ワーカーは、活動地域に関係なく、ローカルのIT部門の支援を受けずにノートPCを本社のLANに接続できるようになりました。 そのため、ローカルのITネットワーク管理者を支社に派遣する必要がなくなり、カーボン・フットプリントの削減につながっています。

さらに、Aruba WLANテクノロジーによる「ネットワーク規模適正化戦略」の継続により、次の省力化を達成しました。

  • 規模適正化後の廃止スイッチ・ポート数: 675
  • 規模適正化後の廃止スイッチ数: 14
  • 規模適正化後の年間推定エネルギー削減量: 139,000kWh
  • 年間推定在宅勤務日数: 50,000
  • 在宅勤務者の推定CO2削減量: 275,000メートル・トン

製品の設計・保守における環境配慮

Arubaハードウェア製品の部品には、使い捨ての消耗品は使用されていません。

ソフトウェアの保守は、Arubaコントローラーで一元管理されるアップデートによって実施され、アクセス・ポイントとコントローラーにネットワーク経由で配布されます。 そのため、サービス・エンジニア派遣の必要性が最小限にとどまり、大幅な時間の節約とガソリン/ディーゼル燃料の消費量削減につながります。

アップグレード可能なこうした設計により、アップグレードが不可能な競合他社の設計よりも長期間、Arubaネットワークのすべてまたは一部を使用し続けることができます。

Aruba AirWave Wireless Management Suiteは、複数の無線ベンダーの製品を管理します。そのため、別のソリューションであれば廃棄しなければならない製品を使用して異機種ネットワークを構築することができます。

環境マネジメント・システム

アルバネットワークスは、複数の製造パートナー様に製品の製造を外注しています。 各パートナー様の製造施設は、ISO 14001認証を取得しています。パートナー様との協力のもと、次の取り組みを行っています。

  • 環境に関して進歩的な立場を取り、製品と事業活動の両面で、できる限り多くの地域の環境法規制・政策を順守します。
  • 同様の考え方を持つパートナー様とお客様を適切にサポートします。
  • 競争力のある当社のポートフォリオにこれらの活動がもたらすあらゆるチャンスを実現します。
  • これらの活動を、コスト効率と環境配慮の高い形で実施します。

アルバネットワークスは、環境性能の監査基準となる環境性能目標を設定していません。 パートナー様の法規制順守の状況については、ISO 14001認証に基づいて監視と監査を行っています。

アルバネットワークスは、梱包量の削減と梱包が環境に与える影響の最小化を目指して積極的に取り組んでいます。環境に優しい梱包材を使用し、梱包材の回収システムを展開しています。 製品の梱包にはリサイクル(可能な)段ボールを、営業用カタログには廃棄物削減のためにオンデマンド印刷を利用し、年次報告書は再生紙に印刷しています。

輸送時の梱包については、これを削減するために、可能な限り多くの部材をひとまとめにして大型化し、出荷口数の削減に努めています。 お客様には、使用済み梱包材のリサイクルをお勧めします。ご要望に応じ、回収に伺います。

製品設計では、リサイクル性を考慮し、外部での分解に適した形を採用しています。 可能な限り、1種類のポリマーを使用するか、再生可能プラスチックを混合し、金属の埋め込みや接着は避けています。

各国の環境法規制の順守

アルバネットワークスは、世界市場における対象環境法規制の順守に尽力しています。

法令順守を確実なものにするため、事業活動に影響する環境法規制の策定および施行を全社横断的な専門チームが監視しています。 この取り組みを通じて、実際に施行された次の環境法規制に対し、具体的な施策を講じることができました。

  • 電気・電子機器における特定有害物質の使用制限に関する2003年1月27日付欧州議会・理事会指令2002/95/EC (RoHS指令)
  • 電気・電子機器廃棄物に関する2003年1月27日付欧州議会・理事会指令2002/96/EC (WEEE指令)
  • ドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法(「ドッド=フランク法」) 1502条(紛争フリー鉱物に関する条項)

EU指令2002/95/EC (RoHS)の順守

電気・電子機器における特定有害物質の使用制限に関するEU指令(RoHS指令)は、2006年7月1日に施行されました。RoHS指令は、鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、ポリ臭化ビフェニール(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)を使用する電子機器のEUへの販売を禁じています。 製造元は、製品にこれらの物質を使用しないことが求められます。

Aruba製品はRoHS指令を順守しています。アルバネットワークスは、今後ともサプライヤ様と密接に連携し、サプライヤ様によるRoHS指令の理解、徹底を図ってまいります。

RoHS指令は、ネットワーク・システム業界による鉛フリーはんだの信頼性検証に必要な時間を確保するため、ネットワーク・システム製品の鉛はんだに対して指令の適用を免除しました。アルバネットワークスは当初、製品に鉛はんだ免除を適用していましたが、 現時点では、鉛フリーはんだにお客様の要望に応えるだけの信頼性と品質があると確信し、現行製品の80%以上を鉛フリーはんだに移行しています。

ご要望があれば、RoHS指令の適合宣言書を法令順守関連文書として提供いたします。

EU指令2002/96/EC (WEEE)の順守

アルバネットワークスは現在、電気・電子機器廃棄物に関するEU指令2002/96/EC (WEEE指令)を順守しています。

2005年8月13日発効のEU WEEE指令では、EUの顧客(企業、個人いずれも)に対象の電子機器を直接販売する製造元は、有用寿命の終了時に製品のリサイクルが義務付けられています。 WEEE指令は、製品のラベル貼付とリサイクルのガイドラインも定めています。

アルバネットワークスは、WEEE指令順守のために、EUの再販業者様と連携し、EU加盟25か国に販売される対象の全Aruba製品に関して、義務付けられた回収、修理、リサイクル、廃棄プロセスを実施しています。

ドッド=フランク法1502条の順守

アルバネットワークスは、倫理的で責任のある事業活動、ならびに倫理的に調達された製品の提供に尽力しています。2012年8月採択の米国証券取引委員会(SEC)ルールでは、アルバネットワークスなどの公開企業は、コンゴ民主共和国(DRC)およびその隣接国で採取された特定鉱物を含む製品に関して、報告書類の提出が義務付けられています。このSECルールは、同地域の採掘活動に関する人権侵害に対処することを目的としています。 こうした「紛争鉱物」の多くは、電子部品や電子機器に使用されています。

アルバネットワークスは、DRCまたは隣接国から直接的または間接的に「紛争鉱物」を取得するサプライヤ様から、紛争鉱物を含む部品を故意に調達することはありません。違反の可能性のあるサプライヤ様を認識した場合、経済協力開発機構(OECD)の指針に基づく計測可能なリスク軽減の取り組みを当該サプライヤ様に義務付けています。 また、電子業界行動規範(EICC)の紛争鉱物報告標準テンプレートを採用し、サプライ・チェーンの状況報告で同一のテンプレートを使用することを製造パートナー様に義務付けています。

今後も、サプライ・チェーンにおける紛争鉱物の有無を調査し、倫理的な調達活動の遂行に取り組んでまいります。 販売する全製品に紛争鉱物が使用されないことがアルバネットワークスの目標です。

アルバネットワークスの紛争鉱物に対する方針についてのご質問は、environment@arubanetworks.comにお寄せください。

紛争鉱物の詳細については、EICCのWebサイトをご覧ください。

その他の環境政策への対応

アルバネットワークスは、全市場で策定および施行されたその他の環境法規制を厳密に順守しています。現在、中国版RoHS規制を順守し、日本および米国における基準の策定を注意深く見守っています。 前述のように、当社は、事業活動に適用されるすべての環境法規制の順守に尽力しています。

アルバネットワークスにおける環境規制の順守に関するご質問は、environment@arubanetworks.comにお寄せください。

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