header-glossary-experience-level-agreement-hero_795x454

エクスペリエンスレベルアグリーメント (XLA) とは

エクスペリエンスレベルアグリーメント (XLA) は、AIネットワーキングと動的ベースラインを利用して提供される特定のレベルのコミットメントであり、ユーザーのコネクティビティとパフォーマンスの評価基準が期待値以上になることに基づいています。

AIによるエクスペリエンスレベルアグリーメントの解説

今日の組織は、ネットワークの稼働時間に基づく約束や期待値以上のものをIT部門に求めています。望まれているのは、ネットワークコネクティビティからローミング、通話品質までのユーザーエクスペリエンス全体を包括するサービスです。
  • 昔からあるサービスレベルアグリーメント (SLA) は、合意された評価基準が満たされているかどうかを測定し、未達成の場合にITチームやサービスプロバイダーにペナルティを科すように設計されています。
  • 今日のユーザーは、さまざまな種類のエンドポイントやアプリケーションを通じてあらゆる場所から接続してくるので、SLAではもはや十分とは言えません。
  • AIと自動化の力を借りることで、ネットワーク、ユーザーデバイス、そしてアプリケーションのヘルスとパフォーマンスを定義し、問題を事前に回避して最高のエクスペリエンスを提供できるようになります。
experience-level-agreement-diagram

エクスペリエンスレベルアグリーメントが必要な理由

変化の激しい今日の世界では、オフィス、自宅、移動中を問わず、モビリティ、使用されるエンドポイントの多様性、帯域幅を大量に消費するアプリケーションの必要性から生じるユーザーの要求に応えるため、ITチームは苦労を強いられています。そこで役に立つのが、エクスペリエンスレベルアグリーメント (XLA) です。

  • XLAを使えば、環境全体を対象に、Wi-FiのRF品質とネットワークインフラストラクチャ (AP、スイッチ、インターコネクト、WANリンクなど) のヘルスを監視して、問題を事前に特定できます。
  • AIと自動化を利用して、ネットワークごとにベースラインを動的に設定して調整し、適切なしきい値を継続的に維持することで、エンドツーエンドの可視性を実現できます。

 

エクスペリエンスレベルアグリーメントのメリット

AI、自動化、そしてネットワークから1日を通じて提供される豊富なデータを利用することで、ITチームとユーザーの両方にとってのメリットを実現できます。静的に定義された期待値を使用するソリューションと異なり、動的な性質を持つエクスペリエンスレベルアグリーメントは、さまざまな特性を考慮することで、ネットワークパフォーマンスの向上に役立ちます。

 AIによるXLAと自動化によって、次のような成果が得られます。

  • 動的ベースラインの利用による、実際のアクティビティレベルに基づくサービスレベルしきい値の調整。
  • Wi-Fi、有線、WANインフラストラクチャの状態を含む40種類以上の有益な情報と、パフォーマンス (アプリケーションの応答性) およびコネクティビティのベースラインへのアクセス。
  • ITチームと経営陣が運用効率を改善するために役立つきめ細かい根本原因分析と実用的な推奨事項。

エクスペリエンスレベルアグリーメントの違い

エクスペリエンスレベルアグリーメントと自動化の組み合わせが、サービスレベルアグリーメントやサービスレベル期待値とどのように異なるかを理解するために役立ついくつかの特徴を以下に示します。

特徴AIによるXLA従来のSLA/SLE
エンドツーエンドのエクスペリエンス監視ユーザー中心のエクスペリエンス評価基準の自動収集。主に可用性と信頼性が対象。
動的ベースラインの使用使用します。なし。IT部門は自分でベースラインを設定し、環境や需要の変化に応じて調整する必要があります。
ビジネス成果への指向使用します。ネットワークからセキュリティまでのさまざまな面で、何がうまくいっているかを利害関係者に伝達するために使用できます。なし。複数のツールを使用する必要があり、インフラストラクチャとプロセスに注目しているため、ユーザーやビジネスにとっての成果を見逃すおそれがあります。
すべての社内組織に対する価値の提供あり。可視性と協調的取り組みをサポートするように設計されています。なし。特定のグループが不満を感じる場合、不信感を伴う敵対的な取り組みにつながる可能性があります。

さあ、始めましょう