Aruba 530 シリーズ Wi-Fi 6 キャンパス AP
高密度モバイルおよびIoTの環境に適した高性能の802.11axワイヤレス製品。

高速かつ高性能の屋内 Wi-Fi 6 AP。
大規模なオフィススペース、トレーニング施設、会議場、病院といった高密度での導入における接続に最適。最大 2.97 Gbps の実速度と 1 ラジオあたり最大 1,024 のアソシエート・ クライアントをサポート。
Wi-Fi 6 OFDMA と MU-MIMO、さらに ClientMatch 対応
デバイスまたはトラフィックの種類にかかわらず、各チャンネルで複数のクライアントを処理し、AI を使用してクライアントのスティッキー問題を排除。
SLA グレードのパフォーマンスを確保する Air Slice
遅延センシティブな、高帯域幅の、および IoT のサービスに、SLA (サービス品質保証) グレードのパフォーマンスを提供。
WPA3 と Enhanced Open セキュリティ
複雑さを増やすことなくエンタープライズレベルのセキュリティを向上させ、強力なゲストアクセス保護を確保。
IoT 対応 Bluetooth 5 & Zigbee サポート
IoT ロケーション・サービス、アセット追跡サービス、セキュリティ・ソリューション、IoT センサーの導入と管理を簡素化。
柔軟な管理オプション
クラウド・ホスト型またはオンプレミスの管理とオーケストレーションエンジンを使用して分散型またはキャンパスのモードで導入可能。
高効率のグリーンエネルギー
最大 70% の AI 応用省エネを提供する Green AP モード。
Aruba 530 シリーズの詳細と仕様
仕様
ハードウェア型式 - AP-534:外部アンテナ・モデル
- AP-535:内部アンテナ・モデル
Wi-Fi無線ラジオ仕様 - APタイプ:屋内用、デュアル・ラジオ、5GHzおよび2.4GHz 802.11ax 4x4 MIMO
- 5GHzラジオ:4空間ストリームのシングル・ユーザー(SU)MIMOで、個々の4SS HE80(または2SS HE160)802.11axクライアント・デバイス、または4台の1SSか2台の2SS HE80 802.11ax MU-MIMO対応クライアント・デバイスに同時に最大2.4Gbpsの無線データ・レートを提供
- 2.4GHzラジオ:4空間ストリームのシングル・ユーザー(SU)MIMOで、個々の4SS HE40 802.11axクライアント・デバイス、または2台の2SS HE40 802.11ax MU-MIMO対応クライアント・デバイスに同時に最大1,150Mbpsの無線データ・レートを提供
- 1ラジオあたりの最大アソシエート・クライアント・デバイス数は1,024、最大BSSID数は16
- 対応周波数帯(各国の規制適用):
- 2.400 ~ 2.4835GHz ISM
- 5.150 ~ 5.250GHz U-NII-1
- 5.250 ~ 5.350GHz U-NII-2A
- 5.470 ~ 5.725GHz U-NII-2C
- 5.725 ~ 5.850GHz U-NII-3/ISM
- 5.850 ~ 5.895GHz U-NII-4
- 使用可能チャネル:設定されている規制範囲による
- 動的周波数選択(DFS)による使用可能RFスペクトラムの最適利用
- 対応無線テクノロジー:
- 802.11b:直接拡散方式(DSSS)
- 802.11a/g/n/ac:直交周波数分割多重方式(OFDM)
- 802.11ax:直交周波数分割多重方式アクセス(OFDMA)に最大37のリソース・ユニット(80MHzチャネル)
- 対応変調タイプ:
- 802.11b:BPSK、QPSK、CCK
- 802.11a/g/n:BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM(独自の機能拡張)
- 802.11ac:BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM(独自の機能拡張)
- 802.11ax:BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM
- 802.11n高スループット(HT)サポート:HT20/40
- 802.11ac超高速スループット(VHT)サポート:VHT20/40/80/160
- 802.11ax高効率(HE)サポート:HE20/40/80/160
- 対応データ・レート(Mbps):
- 802.11b:1、2、5.5、11
- 802.11a/g:6、9、12、18、24、36、48、54
- 802.11n:6.5~600(MCS0~MCS31、HT20~HT40)、800(256-QAM)
- 802.11ac:6.5~1,733(MCS0~MCS9、NSS = 1~4、VHT20~VHT160)、2,166(1024-QAM)
- 802.11ax (2.4GHz):3.6~1,147(MCS0~MCS11、NSS = 1~4、HE20~HE40)
- 802.11ax (5GHz):3.6~2,402(MCS0~MCS11、NSS = 1~4、HE20~HE160)
- 802.11n/acパケット集約:A-MPDU、A-MSDU
- 送信出力:0.5dBm単位で設定可能
- 最大(アグリゲート、実行合計)送信出力(地域の規制要件による制限あり):
- 2.4GHz帯:+24dBm(チェーン当たり18dBm)
- 5 GH帯:+24dBm(チェーン当たり18dBm)
- 注:実行合計送信出力にはアンテナ利得が含まれないため、実効放射電力(EIRP)を得るにはアンテナ利得を加算する必要があります。
- Advanced Cellular Coexistence(ACC)がセルラー・ネットワークからの干渉の影響を最小限に抑制
- 最大比合成(MRC)による受信性能の向上
- ダウンリンクのRFパフォーマンスを改善する巡回遅延/シフト・ダイバーシティ(CDD/CSD)
- 時空間ブロック符号(STBC)によるエリア拡張と受信強化
- 低密度パリティ検査(LDPC)による誤り訂正の効率化とスループットの強化
- 送信ビームフォーミング(TxBF)による信号の信頼性と範囲の強化
- 802.11axのターゲット待ち時間(TWT)で低消費電力のクライアント・デバイスをサポート
Wi-Fiアンテナ - AP-534:外付けデュアルバンド・アンテナ用RP-SMAコネクタ(メス)x4(A0からA3まで、対応するラジオ・チェーン0から3まで)。ラジオ・インターフェイスと外付けアンテナ・コネクター間の(回路の二重化による)最大内部損失:0.8dB(2.4GHz)、1.3dB(5GHz)。
- AP-535:4x4 MIMO対応デュアルバンド・ダウンチルト全方向性アンテナx4を内蔵、最大アンテナ利得は2.4GHzで3.5dBi、5GHzで5.4dBi。内蔵アンテナはAPの水平天井面取り付け方向で最適化。利得が最大になるダウンチルト角度は約30度。
- 水平偏波/垂直偏波アンテナ素子を使用
- MIMOラジオの各アンテナのパターンを組み合わせた場合の、平均的なパターンの総最大利得は2.4GHzで1.9dBi、5GHzで3.5dBi。
その他のインターフェイス - E0、E1:HPE SmartRateポート(RJ-45、ネゴシエーション可能最大速度は5Gbps)
- リンク速度(100/1000/2500/5000BASE-T)とMDI/MDXのオートセンシング
- 速度2.5Gbpsおよび5GbpsはNBase-Tおよび802.3bz仕様に対応
- PoE-PD:48Vdc(公称)802.3af/at/bt PoE(クラス 3 以上)
- 802.3az Energy Efficient Ethernet(EEE)
- 冗長性とキャパシティ拡大のために両ネットワーク・ポート間のリンク・アグリゲーション(LACP)をサポート
- PoE電力は各ポートから(シングル・ソースまたは優先処理を設定)、または両方のポートから同時に(組み合わせを設定)供給可能です。優先処理を設定している場合、APはE0から受電し、E1にフェイルオーバーする可能性があります。
- DC電源インターフェイス:48Vdc(公称、+/- 5%)、直径1.35/3.5mm、長さ9.5mmの中心正極丸型プラグに対応
- USB 2.0ホスト・インターフェイス(Type Aコネクタ)
- 接続したデバイスに最大1A/5Wの給電が可能
- Bluetooth 5.0 Low Energy(BLE5.0)およびZigbee(802.15.4)*ラジオ
- BLE:最大8dBmの送信出力(クラス1)と-95dBmの受信感度
- Zigbee:最大8dBmの送信出力と99dBmの受信感度
- 垂直偏波全方向性内蔵アンテナに約30度のダウンチルトと最大利得3.1dBi(AP-535)または5.0dBi(AP-534)
- インジケータ(2色マルチカラーLED):システムとラジオのステータスを表示
- リセット・ボタン:工場出荷時設定にリセット、LEDモード・コントロール(通常/オフ)
- シリアル・コンソール・インターフェイス(専用、micro-B USB物理ジャック)
- Kensingtonセキュリティ・スロット
* 当初はサポート対象外、将来のソフトウェア・リリースで有効になる予定電源と消費電力 - APはDC直接電源とPoE(Power over Ethernet、ポートE0および/またはE1)に対応
- PoE電力が両方のイーサネット・ポートに供給される場合、電源の組み合わせまたは優先処理をAPに設定可能
- DCとPoEの両方の電源が使用できる場合は、PoEよりもDC電源を優先
- 電源は別売り、詳細については、後述の「注文情報」を参照
- DC、802.3bt(クラス5)PoE、または2x 802.3at(クラス4)PoEによる給電では、APは制限なしで動作します。
- 1x 802.3at(クラス4)PoE給電を使用し、IPM機能が無効になっている場合は、APのUSBポートと他方のイーサネット・ポートは無効になります。同じ構成でIPMが有効になっている場合は、APは無制限モードで起動しますが、PoEバジェットと実際の電源量に応じて制限が適用されることもあります。機能の制限とその順序はプログラム可能です。
- 802.3af(クラス3以下)のPoE電源ではAPは動作しません。
- 最大消費電力:
- DC電源供給:23.3W
- PoE電源供給(802.3bt or dual802.3at):26.4W
- PoE電源供給(802.3at、IPM無効):23.3W
- 上記の数値はすべて外部USBデバイスを接続しない場合です。全部で5Wの電力バジェットをこのようなデバイスに給電する場合、
APの増分消費電力は最大5.7W(PoE給電)または5.5W(DC給電)になります。
- アイドル・モードでの最大消費電力:13.3W (PoE)、14.3W (DC)
- ディープスリープ・モードでの最大消費電力:3.8W (PoE)、3.6W (DC)
取り付け詳細 - 取り付けブラケットはAPの背面にあらかじめ付属しています。このブラケットを使用してAPを取り付けキット(別売り)に固定します。詳細については、後述の「注文情報」を参照してください。
機械的仕様 - 寸法/重量(AP-535、本体、取り付けブラケットを除く):
- (幅) 240mm x (奥行) 240mm x (高さ) 57mm
- 1,270g
- 寸法/重量(AP-535、梱包時):
- (幅) 285mm x (奥行) 300mm x (高さ) 105mm
- 1,930g
環境仕様 - 動作条件
- 温度:0~+50°C
- 湿度:5~93% (結露なきこと)
- APはエアハンドリング・スペースでの使用に適したプレナムです
- ETS 300 019クラス3.2環境
- 保管/輸送時条件
- 温度:-40~+70°C
- 湿度:5~93% (結露なきこと)
- ETS 300 019クラス1.2および2.3環境
信頼性 - 平均故障間隔(MTBF): 動作温度+25°Cで995,000時間(114年間)。
規制の遵守 - FCC/ISED
- CEマーク
- RED Directive 2014/53/EU
- EMC Directive 2014/30/EU
- Low Voltage Directive 2014/35/EU
- UL/IEC/EN 60950
- EN 60601-1-1、EN60601-1-2
- Railway Certs (AP-535 Only):
- EN 50155:2017 – Railway Applications
- EN 50121-1:2017 – Railway EMC
- EN 50121-3-2 – Railway EMC
- EN 50121-4:2016 – Railway Immunity
- IEC 61373 ed2:2008 – Railway Shock and Vibration
- 国別規制や承認の詳細については、Aruba代理店にお問い合わせください。
規制モデル番号 - AP-534:APIN0534
- AP-535:APIN0535
認定 - UL2043プレナム・レーティング
- Wi-Fi Alliance:
- Wi-Fi認定a、b、g、n、ac
- Wi-Fi認定ax1
- WPA, WPA2 and WPA3 – Enterprise with CNSA option, Personal(SAE), Enhanced Open ( OWE)
- WMM、WMM-PS、W-Fi Agile Multiband
- Wi-Fiロケーション2
- パスポイント(リリース2)
- Bluetooth SIG
- Ethernet Alliance(PoE、PDデバイス、クラス4)
オペレーティング・システム・ソフトウェアの最低バージョン - ArubaOSおよびAruba InstantOS 8.5.0.0
- ArubaOS 10.0.0.0
保証
関連製品
Wi-Fi 6 規格を採用したこれらの高性能アクセス・ポイントは、成長するモバイル/IoT の複雑で要件の厳しい接続をサポートします。
550 シリーズ
550 シリーズは、デュアル・ラジオ (8x8 + 4x4 MIMO) とオプションのトライ・ラジオモードで異なるタイプのクライアントとトラフィックに同時に対応します。全体的なネットワーク・パフォーマンスは、802.11ac AP と比較して最大 4 倍になります。
510 シリーズ
Wi-Fi 6 規格を採用した 510 シリーズ AP には、OFDMA、双方向 MU-MIMO、Target Wake Time (TWT、ターゲット起動時間) などの機能が搭載され、マルチユーザーのパフォーマンスと効率を向上させます。
500 シリーズ
Wi-Fi 6 規格を採用した 500 シリーズ AP には、OFDMA、Target Wake Time (TWT、ターゲット起動時間) などの機能が搭載され、マルチユーザーのパフォーマンスと効率を向上させ、省エネをサポートします。