HPE Aruba Networking 630シリーズWi-Fi 6E AP
6GHz帯を解放し、高速でレジリエンスを備えた安全なWi-Fi 6E接続を提供します。
ウルトラトライバンドフィルタリング機能で無線容量を拡大
事業継続性
2.5GbpsのHPE Smart Rate Ethernetポートを2基搭載して高可用性を実現し、データと電源の両方で真のヒットレスフェイルオーバーを提供。
組み込みのセキュリティ
WPA3、Enhanced Open、WPA2-MPSKなどのWi-Fi 6E規格に対応し、より強力な暗号化と認証を実現します。
ロールベースのアクセス
IT部門が有線/無線ネットワーク全体に対してロールベースのポリシーを一元的に構成し、自動的に適用できるようにすることで、セキュリティと管理のしやすさを向上させます。
クライアントステアリング
デバイスの性能に基づいてノイズの多い2.4GHz帯からより好ましい5GHzまたは6GHz帯にトラフィックを誘導し、APのロードバランスを適切な状態に保つために動的にトラフィックを誘導します。
HPE Aruba Networking 630シリーズAPの詳細と仕様
仕様
ハードウェア型式 - AP-635: 内部アンテナ・モデル
Wi-Fi 無線ラジオ仕様 - AP タイプ:屋内用、トライ・ラジオ、2.4GHz、5GHz、6GHz (同時運用) 802.11ax 2x2 MIMO
- 2.4GHz ラジオ: 2 空間ストリームのシングル・ユーザー (SU) MIMO で 2SS HE40 802.11ax クライアント・デバイスに最大 574 Mbps の無線データ・レートを提供
- 5GHz ラジオ: 2 空間ストリームのシングル・ユーザー (SU) MIMO で 2SS HE80 802.11ax クライアント・デバイスに最大 1.2 Gbps の無線データ・レートを提供
- 6GHz ラジオ: 2 空間ストリームのシングル・ユーザー (SU) MIMO で 2SS HE160 802.11ax クライアント・デバイスに最大 2.4 Gbps の無線データ・レートを提供
- 1 ラジオあたりの最大アソシエート・クライアント・デバイス数は 512、最大 BSSID 数は 16
- 対応周波数帯 (各国の規制適用):
- 2.400 ~ 2.4835GHz ISM
- 5.150 ~ 5.250GHz U-NII-1
- 5.250 ~ 5.350GHz U-NII-2
- 5.470 ~ 5.725GHz U-NII-2E
- 5.725 ~ 5.850GHz U-NII-3/ISM
- 5.850 ~ 5.895GHz U-NII-4
- 5.925 ~ 6.425GHz U-NII-5
- 6.425 ~ 6.525GHz U-NII-6
- 6.525 ~ 6.875GHz U-NII-7
- 6.875 ~ 7.125GHz U-NII-8
- 使用可能周波数帯とチャネル: 設定されている規制範囲 (国) による
- 5GHz 帯で動的周波数選択 (DFS) による使用可能 RF スペクトラムの最適利用
- 対応無線テクノロジー:
- 802.11b: 直接拡散方式 (DSSS)
- 802.11a/g/n/ac: 直交周波数分割多重方式 (OFDM)
- 802.11Ax: 直交周波数分割多重方式アクセス (OFDMA) に最大8のリソース・ユニット
- 対応変調タイプ:
- 802.11b: BPSK、QPSK、CCK
- 802.11a/g/n: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM (独自の機能拡張)
- 802.11ac: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM (独自の機能拡張)
- 802.11ax: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM
- 802.11N 高スループット (HT) サポート: HT20/40
- 802.11Ac 超高速スループット (VHT) サポート: VHT20/40/80
- 802.11Ax 高効率 (HE) サポート: HE20/40/80/160
- 対応データ・レート (Mbps):
- 802.11b: 1、2、5.5、11
- 802.11a/g: 6、9、12、18、24、36、48、54
- 802.11n: 6.5~300 (MCS0~MCS15、HT20~HT40)、400 (256-QAM)
- 802.11ac: 6.5~867 (MCS0~MCS9、NSS = 1~2、VHT20~VHT80); 1,083 (1024-QAM)
- 802.11ax (2.4GHz): 3.6~574 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE40)
- 802.11ax (5GHz): 3.6~1,201 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE80)
- 802.11ax (6GHz): 3.6~2,402 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE160)
- 802.11N/ac パケット集約: A-MPDU、A-MSDU
- 送信出力: 0.5 dBm 単位で設定可能
- 最大 (アグリゲート、実行合計) 送信出力 (地域の規制要件による制限あり):
- ラジオ/周波数帯ごとに (2.4GHz / 5GHz / 6GHz): +21 dBm (チェーンごとに 18dBm)
- 注: 実行合計送信出力にはアンテナ利得が含まれないため、実効放射電力 (EIRP) を得るにはアンテナ利得を加算する必要があります。
- Advanced Cellular Coexistence (ACC) がセルラー・ネットワークからの干渉の影響を最小限に抑制
- 2.4GHz 帯の複数ラジオの同時運用を可能にする Advanced IOT Coexistence (AIC) を搭載
- ウルトラ・トライバンド (UTB) により、パフォーマンスを落とすことなく、5GHz と 6GHz のチャネル選択に究極の柔軟性を実現*
- 最大比合成 (MRC) による受信性能の向上
- ダウンリンクの RF パフォーマンスを改善する巡回遅延/シフト・ダイバーシティ (CDD/CSD)
- 時空間ブロック符号 (STBC) によるエリア拡張と受信強化
- 低密度パリティ検査 (LDPC) による誤り訂正の効率化とスループットの強化
- 送信ビームフォーミング (TxBF) による信号の信頼性と範囲の強化
- 802.11axのターゲット待ち時間 (TWT) で低消費電力のクライアント・デバイスをサポート
* UTB 機能の完全なサポートは、630 シリーズのハードウェアに段階的に導入予定
Wi-Fi アンテナ - AP-635: 2x2 MIMO 対応の統合ダウンチルト全方向性アンテナ x2 を内蔵、最大アンテナ利得は 2.4GHz で 4.6dBi、5GHz で 7.0dBi、6GHz で 6.3dBi。内蔵アンテナは AP の水平天井面取り付け方向で最適化。利得が最大になるダウンチルト角度は約 30~40 度。
- MIMO ラジオの各アンテナのパターンを組み合わせた場合の、平均的なパターンの総最大利得は 2.4GHz で 2.9dBi、5GHz で 4.9dBi、6GHz で 4.3dBi。
その他のインターフェイスと機能 - E0、E1: Ethernet 有線ネットワーク・ポート (RJ-45)
- リンク速度 (100/1000/2500BASE-T) と MDI/MDX のオートセンシング
- 速度 2.5Gbps は NBase-T および 802.3bz 仕様に対応
- PoE-PD: 48Vdc (公称) 802.3at/bt PoE (クラス 4 以上)
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- DC 電源インターフェイス: 12Vdc (公称、+/- 5%)、直径 2.1/5.5mm、長さ 9.5mm の中心正極丸型プラグに対応
- USB 2.0 ホスト・インターフェイス (Type A コネクタ)
- 接続したデバイスに最大 1A/5W の給電が可能
- Bluetooth Low Energy (BLE5.0) および Zigbee (802.15.4) ラジオ
- BLE: 最大 5dBm の送信出力 (クラス 1) と -100dBm の受信感度 (125kbps)
- Zigbee: 最大 5dBm の送信出力と -97dBm の受信感度 (250kbps)
- 約 30~40 度のダウンチルトと最大利得 3.0dBi の全方向性内蔵アンテナ
- 2.4GHz 帯の複数ラジオの同時運用を可能にする Advanced IOT Coexistence (AIC) を搭載
- Trusted Platform Module (TPM) を内蔵し、セキュリティと偽造防止を強化
- インジケータ (4 色マルチカラー LED): システム (1x) とラジオ (3x) のステータスを表示
- リセット・ボタン: 工場出荷時設定にリセット、LED モード・コントロール (通常/オフ)
- シリアル・コンソール・インターフェイス (専用、micro-B USB 物理ジャック)
- Kensington セキュリティ・スロット
- 自動サーマル・シャットダウンとリカバリー機能
電源と消費電力 - AP は DC 直接電源と PoE (Power over Ethernet、ポート E0 および/または E1) に対応
- DC と PoE の両方の電源が使用できる場合は、PoE よりも DC 電源を優先
- PoE 電力が両方のEthernet ポートに供給される場合、どちらのポートもアクティブな電源として設定可能
- 非アクティブ/スタンバイ状態の POE 電源を使用して、ヒットレス・フェイルオーバーを実現
- 電源は別売り、詳細については「630シリーズ注文ガイド」を参照
- 電源に DC または 802.3bt (クラス 5) PoEを使用する場合、AP は制限なしに動作
- 電源に 802.3at (クラス 4) PoE を使用する場合、IPM 機能が無効になっていると、USB ポートは無効化される
- IPM が有効になっている場合は、APは (電源に関係なく) 無制限モードで起動するが、利用可能なパワーバジェットと実際の消費電力量に応じて制限が動的にされることがある。機能制限とその適用順序は構成可能
- 最大消費電力 (USBデバイス接続あり/なし):
- DC 電源供給: 20.7W/26.4W
- PoE 電源供給: 23.8W/29.4W
- 接続されている USB デバイスに最大 5W が供給されているものとする
- アイドル・モードでの最大消費電力: 8.7W/14.2W (DC) または 11.7W/17.2W (PoE)
- ディープスリープ・モードでの最大消費電力: 1.1W (DC) または 1.9W (PoE)
取り付け詳細 - 取り付けブラケットは AP の背面にあらかじめ付属しています。このブラケットを使用して AP を取り付けキット (別売り) に固定します。詳細については、後述の「630 シリーズ注文ガイド」を参照してください。
機械的仕様 - 寸法/重量 (AP-635、本体、取り付けブラケットを除く):
- 220 mm (幅) x 220 mm (奥行) x 51 mm (高さ)
- 1300g
- 寸法/重量 (AP-635、梱包時):
- 250 mm (幅) x 240 mm (奥行) x 85 mm (高さ)
- 1650g
環境仕様 - 動作条件
- 温度: 0~+50°C
- 相対湿度: 5%~95%
- ETS 300 019 クラス 3.2 環境
- AP はエアハンドリング・スペースでの使用に適したプレナムです
- 保管/輸送時条件
- 温度: -40~+70°C
- 相対湿度:10%~100%
- ETS 300 019 クラス 1.2 (保管) および 2.3 (輸送) 環境
信頼性 - 平均故障間隔 (MTBF): 動作温度+25°C で 520,000 時間 (59 年間)
規制の遵守 - FCC/ISED
- CE マーク
- RED Directive 2014/53/EU
- EMC Directive 2014/30/EU
- Low Voltage Directive 2014/35/EU
- UL/IEC/EN 60950
- IEC/EN 62368-1
- EN 60601-1-1、EN60601-1-2
- 国別規制や承認の詳細については、HPE Aruba Networking 代理店にお問い合わせください。
規制モデル番号 - AP-635 (全モデル): APIN0635
認定 - UL2043 プレナム・レーティング
- Wi-Fi Alliance:
- Wi-Fi 認定a、b、g、n、ac
- Wi-Fi 認定 6E (ax、6GHz)
- WPA, WPA2 and WPA3 – Enterprise with CNSA option, Personal(SAE), Enhanced Open(OWE)
- WMM、WMM-PS、W-Fi Agile Multiband
- パスポイント(リリース2)
- Bluetooth SIG
- Ethernet Alliance (PoE、PDデバイス、クラス5)
保証 オペレーティング・システム・ソフトウェアの最低バージョン - ArubaOS および Aruba InstantOS 8.9.0.0
- ArubaOS 10.4.0.0
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530シリーズAP
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