HPE Aruba Networking 303H シリーズ サービス業向けアクセス・ポイント
コスト効率の高い Wi-Fi 5 (Wave 2) アクセス・ポイントは、サービス業、ブランチ・オフィス、医療機関、リモートワークに最適な柔軟かつセキュアなソリューションです。
高い信頼性。1 台のデバイス。有線/無線対応。
802.11ac 有線/無線接続、3 つのイーサネット・ポート、1 台のデバイス、壁掛けや卓上取り付けが可能。
SLA グレードのパフォーマンスを確保する Air Slice
遅延センシティブな、高帯域幅の、および IoT のサービスに、SLA (サービス品質保証) グレードのパフォーマンスを提供。
1 台のコンパクト・デバイス
802.11ac Wave 2 対応の 1 台のコンパクト・デバイスで有線/無線アクセスの両方に対応。壁掛けや卓上取り付けが可能、携帯電話バックホールまたは IoT 拡張用 USB ポート。
HPE Aruba Networking の ClientMatch テクノロジー
ClientMatch は、各 AP に接続されたすべてのクライアントをインテリジェントにグループ化し、状態を継続的に監視します。
HPE Aruba Networking のダイナミック・セグメンテーション
すべての有線/無線ネットワークにおいて一貫したポリシーを自動的に適用し、ユーザーとデバイスをセキュアに管理。
安定した高速接続
802.11ac の 5GHz 帯で最大 867 Mbps の同時データ・レートを実現。
有線デバイスを簡単接続
3 つのローカル ギガビット・イーサネット・ポートで有線デバイスをセキュアにネットワーク接続。PoE 給電にも対応。
HPE Aruba Networking 303H シリーズの詳細と仕様
仕様
AP-303Hアクセス・ポイントの仕様 - ユニファイド・デュアル・ラジオ802.11ac Wave 2 2x2:2サービス業およびブランチ向けAP (アンテナ内蔵)、ローカルGigabit Ethernetポート x3、PoE出力、USBホスト・インターフェイス
- 壁の電源ボックスに取り付け可能、デスク・スタンド型への変更も可能
Wi-Fi無線ラジオ仕様 - APタイプ:屋内用、デュアル・ラジオ、5GHz 802.11ac 2x2 MIMOおよび2.4GHz 802.11n 2x2 MIMO1
- ソフトウェアによる設定が可能なデュアル・ラジオ、5GHz (ラジオ0)と2.4GHz (ラジオ1)に対応
- 5GHz:2空間ストリームのマルチユーザーMIMO (MU-MIMO)で最大2台(1x1 VHT80)のMU-MIMO対応クライアント・デバイスに同時に最大867Mbpsの無線データ・レートを提供
- 5GHz:2空間ストリームのシングル・ユーザーMIMO (SU-MIMO)で個々の2x2 VHT80クライアント・デバイスに最大867Mbpsの無線データ・レートを提供
- 2.4GHz:2空間ストリームのシングル・ユーザーMIMO(SU-MIMO)で個々の2x2 HT40クライアント・デバイスに最大300Mbpsの無線データ・レートを提供
- 1ラジオあたりの最大アソシエート・クライアント・デバイス数は256、最大BSSID数は16
- 対応周波数帯(各国の規制適用):
- 2.400~2.4835GHz
- 5.150~5.250GHz
- 5.250~5.350GHz
- 5.470~5.725GHz
- 5.725~5.850GHz
- 使用可能チャネル:設定されている規制範囲による
- 動的周波数選択(DFS)による使用可能RFスペクトラムの最適利用
- 対応無線テクノロジー:
- 802.11b:直接拡散方式(DSSS)
- 802.11a/g/n/ac:直交周波数分割多重方式(OFDM)
- 対応変調タイプ:
- 802.11b:BPSK、QPSK、CCK
- 802.11a/g/n/ac:BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM
- 送信出力:0.5dBm単位で設定可能
- 最大(実行)送信出力(地域の規制要件による制限あり):
- 2.4GHz帯:+18 dBm (チェーンあたり)、+21 dBm (集約、2x2)
- 5GHz帯:+18 dBm (チェーンあたり)、+21 dBm (集約、2x2)
- 注:実行合計送信出力にはアンテナ利得は含まれないため、実効放射電力(EIRP)を得るにはアンテナ利得を加算する必要があります
- Advanced Cellular Coexistence (ACC)がセルラー・ネットワークからの干渉を最小限に抑制
- 最大比合成(MRC)による受信性能の向上
- ダウンリンクのRF特性を改善する巡回遅延/シフト・ダイバーシティ(CDD/CSD)
- 20、40、80MHzチャネルのショート・ガード・インターバル
- 時空間ブロック符号(STBC)によるエリア拡張と受信強化
- 低密度パリティ検査(LDPC)による誤り訂正の効率化とスループットの強化
- 送信ビームフォーミング(TxBF)による信号の信頼性と範囲の強化
- 対応データ・レート(Mbps):
- 802.11b: 1, 2, 5.5, 11
- 802.11a/g: 6, 9, 12, 18, 24, 36, 48, 54
- 802.11n (2.4GHz):6.5~300 (MCS0~MCS15)
- 802.11n (5GHz):6.5~450 (MCS0~MCS23)
- 802.11ac:6.5~867 (VHT20/40/80ではMCS0~MCS9、NSS = 1~2)
- 802.11n高スループット(HT)サポート:HT 20/40
- 802.11ac超高速スループット(VHT)サポート:VHT 20/40/80
- 802.11n/acパケット集約:A-MPDU、A-MSDU
Wi-Fiアンテナ - 2x2 MIMO対応デュアルバンド中程度指向性アンテナ x2を内蔵、最大アンテナ利得は2.4GHz帯で4.3dBi、5GHz帯で6.2dBi。内蔵アンテナはAPを垂直方向に取り付けた状態で最適化。水平方向のビーム幅は約120度。
- MIMOラジオの各アンテナのパターンを組み合わせた場合の有効アンテナ・パターンあたりの最大利得は2.4GHz帯で3.2dBi、5GHz帯で4.6dBi。
その他のインターフェイス - アップリンク:10/100/1000BASE-T Ethernet (RJ-45、背面)
- リンク速度およびMDI/MDXのオートセンシング
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- PoE-PD (入力):48Vdc (公称) 802.3af/at PoE
- ローカル:10/100/1000BASE-T Ethernet x3 (RJ-45、下部)
- リンク速度およびMDI/MDXのオートセンシング
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- 1ポート:PoE-PSE (出力):48Vdc (公称) 802.3af PoE
- パッシブ・パススルー・インターフェイス (RJ-45 x2、背面と下部)
- Bluetooth Low Energy(BLE)ラジオ
- 最大4dBmの送信出力(クラス2)と-93dBmの受信感度
- 内蔵アンテナは中程度の指向性パターンを持ち、最大利得は0.9dBi
- Bluetooth Low Energy(BLE)ラジオ
- USB 2.0ホスト・インターフェイス(Type Aコネクタ)
- 3G/4Gセルラー・モデム
- デバイスの給電ポート
- 接続したデバイスに最大1A/5Wの給電が可能
- DC電源インターフェイス、直径1.35/3.5mm、長さ9.5mmの中心正極丸型プラグに対応
- インジケータ(LED):
- 電源/システム・ステータス
- ラジオ・ステータス
- PoE-PSEステータス
- ローカル・ネットワーク・ポート・ステータス(x3)
- リセット/LEDコントロール・ボタン(クリップの先などの細い棒で押す)
- 工場出荷時設定にリセット(デバイスの再起動時に有効化)
- LEDコントロール:オフ/通常動作の切り替え
- シリアル・コンソール・インターフェイス(カスタムuUSB物理ジャック)
暗号化スループット - IPsecによる有線での最大暗号化スループット:100Mbps
電源と消費電力 - APはDC直接電源とPoE (Power over Ethernet)に対応
- 両方の電源が使用できる場合は、PoEに対してDC電源を優先
- 電源は別売り
- DC直接給電:48Vdc (公称)、+/- 5%
- PoE (Power over Ethernet):48Vdc (公称) 802.3af/802.3at互換電源
- DC直接給電では機能制限なし。電源に802.3af PoEを利用する場合は、303HのPoE出力(PSE)機能は常に無効化される。
- IPMを使用せずにAPの電源に802.3af PoEを使用する場合はUSBポートとPoE出力(PSE)機能が無効化され、電源に802.3at PoEを使用する場合はUSBポートとPoE出力(PSE)機能のいずれか(デフォルトではPSE機能)が無効化される。
- IPMを使用し、電源にPoEを使用する場合、APは機能が制限される省電力モードに入る場合がある(詳細についてはデータシートに記載の「インテリジェント電源監視」を参照)。
- 最大消費電力:9.7W
- 外部のUSBおよび/またはPoE-PDデバイスが消費する電力(および内部損失)を除く(5W/1A USBデバイスで最大6.1W (PoE)、802.3af PoE-PDデバイスの最大負荷時(15.4W)で15.6Wに相当)
- アイドル・モードでの最大消費電力:4.9W (PoE)、4.8W (DC)
取り付け - APにはシングル・ギャング式電源ボックス(多くの国で使用)に取り付けるためのプレートが付属します。特殊ツールなしでAPがマウントから容易に外れないように固定するためのネジ(T8H)も付属します。
- APをデュアル・ギャング式電源ボックスに取り付ける、壁に直接取り付ける、またはデスク・スタンド型にするための取り付けキットがオプションとして用意されています。
機械仕様 - AP-303H
寸法/重量(本体、シングル・ギャング式電源ボックス用取り付けプレート使用時):
- 86mm x 40mm x 150mm (幅 x 奥行 x 高さ)
- 350g
- 寸法/重量(梱包後):
- 128mm x 63mm x 168mm (幅 x 奥行 x 高さ)
- 470g
- AP-303HR
寸法/重量(本体、デスク・スタンドおよび電源コードを含む):
- 86mm x 40mm x 150mm (幅 x 奥行 x 高さ)
- 430g
- 寸法/重量(梱包後):
- 293mm x 137mm x 93mm (幅 x 奥行 x 高さ)
- 790g
環境仕様 - 動作時:
- 温度:0~40°C
- 湿度:5~93% (結露なきこと)
- 保管/輸送時:
- 温度:-40~70°C
規制 - FCC/Industry Canada (カナダ産業省)
- CEマーク
- R&TTE指令1995/5/EC
- 低電圧指令72/23/EEC
- EN 300 328
- EN 301 489
- EN 301 893
- UL/IEC/EN 60950
- EN 60601-1-1、EN 60601-1-2
国別規制や承認の詳細については、HPE Aruba Networking代理店にお問い合わせください。
信頼性 - MTBF:動作温度25°Cで1,090,000時間(124年間)
規制モデル番号 - AP-303H-xx (全機種):APINH303
認定 - CBスキームの安全保証、cTUVus
- UL2043プレナム・レーティング
- Wi-Fi Alliance (WFA)認定802.11a/b/g/n/ac
保証 ソフトウェアの最低バージョン - ArubaOS™ 6.5.2.0/8.2.0.0
- Aruba InstantOS™ 6.5.2.0/8.2.0.0
- ArubaOS 10.0.0.0
Magic Quadrant™ エンタープライズ向け有線/無線LANインフラストラクチャ部門でHPE (Aruba) がリーダーの1社に位置づけられました。
HPE (Aruba) は、2024 Magic Quadrant™ エンタープライズ向け有線/無線LANインフラストラクチャ部門で18年連続でリーダーの1社に位置づけられました。
関連製品
303H シリーズをサポートする HPE Aruba Networking 製品、またはお客様のニーズにより適合する可能性のあるその他のソリューションもご覧ください。