HPE Aruba Networking 600Rシリーズリモートアクセスポイント
高速で耐障害性があり、セキュリティを確保したWi-Fi 6E接続では、高速セルラーを装備し、小規模オフィス、ホームオフィス向けに設計されたデスクトッププラットフォームで利用可能です。
スーパーユーザー向けリモートAP
ホームオフィス/小規模オフィスに最適化されたデスクトップAPにより、最も要求の厳しいアプリケーションのニーズに対応します。
6GHz対応
最大3.6Gbpsの複合データレートにより、屋内でも高いスループットと高速化を実現 (5GHz帯、6GHz帯使用時)
構成可能なデュアル無線
Wi-Fi 6Eの3つの周波数帯 (2.4GHz、5GHz、6GHz) のうちの2つに対応し、マルチAP環境で完全なWi-Fi 6Eカバレッジを実現します。
複数のアップリンク/ダウンリンクオプション
2.5Gbpsアップリンク/ダウンリンクイーサネットポート、1Gbpsアップリンク専用ポート、3つのダウンリンク専用ポートにより、ボトルネックを解消します。
クラウドネイティブ管理
HPE Aruba Networking Centralにより、ゼロタッチプロビジョニングを実現し、キャンパス、ブランチ、リモートワーク環境にわたって管理を一元化できます。
セルラーモジュール
アンテナとLTE接続用の高速インターフェイスを含むCAT 12モジュールで拡張することができます。
デスクトップ設計
マウントは不要、加えてデスクトップスタンド、電源アダプター、電源コードを統合して余分なパッケージをなくすバンドルが付属しています。
HPE Aruba Networking 600RシリーズAPの詳細と仕様
仕様
ハードウェア型式 - AP-605R:
- リモートAPプラットフォーム (デスクマウント、有線/無線アクセス)、アンテナ内蔵
- AP-605R12:
- AP-605R (AP-605CM12 CAT12 LTE無線モジュールをプリインストール)
Wi-Fi無線仕様 - APタイプ:
- 屋内、トライバンド無線、2.4GHz、5GHz、6GHz (デュアルコンカレント) 802.11ax 2x2 MIMO
- 2.4GHz無線:
- 2空間ストリームのシングルユーザー (SU) MIMOで、2SS HE40 802.11axクライアントデバイスとの間で最大574Mbpsの無線データレートを実現 (HE20の場合は287Mbps)
- 5GHz無線:
- 2空間ストリームのシングルユーザー (SU) MIMOで、2SS HE80 802.11axクライアントデバイスとの間で最大1.2Gbpsの無線データレートを実現
- 6GHz無線:
- 2空間ストリームのシングルユーザー (SU) MIMOで、2SS HE160 802.11axクライアントデバイスとの間で最大2.4Gbpsの無線データレートを実現
- 無線あたりの最大アソシエートクライアントデバイス数は512、最大BSSID数は16 (6GHz無線では4に制限)
- 対応周波数帯 (各国の規制適用)1:
- 2.400~2.4835GHz ISM
- 5.150~5.250GHz U-NII-1
- 5.250~5.350GHz U-NII-2A
- 5.470~5.725GHz U-NII-2C
- 5.725~5.850GHz U-NII-3/ISM
- 5.850~5.895GHz U-NII-4
- 5.925~6.425GHz U-NII-5
- 6.425~6.525GHz U-NII-6
- 6.525~6.875GHz U-NII-7
- 6.875~7.125GHz U-NII-8
- 利用可能な周波数帯とチャネル: 設定されている規制範囲による
- 5GHz帯で動的周波数選択 (DFS) により、利用可能なRF範囲の使用を最適化
- サポートされている無線テクノロジー:
- 802.11b: 直接拡散方式 (DSSS)
- 802.11a/g/n/ac: 直交波周波数分割多重方式 (OFDM)
- 802.11ax: 最大8のリソースユニットを利用できる直交周波数分割多重方式アクセス (OFDMA)
- サポートされている変調形式:
- 802.11b: BPSK、QPSK、CCK
- 802.11a/g/n: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM (独自の機能拡張)
- 802.11ac: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM (独自の機能拡張)
- 802.11ax: BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM
- 802.11n高スループット (HT) サポート:
- HT20/40
- 802.11ac超高速スループット (VHT) サポート:
- VHT20/40/80
- 802.11ax高効率 (HE) サポート:
- HE20/40/80
- サポートされているデータレート (Mbps):
- 802.11b: 1、2、5.5、11
- 802.11a/g: 6、9、12、18、24、36、48、54
- 802.11n: 6.5~300 (MCS0~MCS15、HT20~HT40)、400 (256-QAM) (独自の機能拡張)
- 802.11ac: 6.5~867 (MCS0~MCS9、NSS = 1~2、VHT20~VHT80)、1083 (1024-QAM) (MCS10およびMCS11、独自の機能拡張)
- 802.11ax (2.4GHz): 3.6~574 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE40)
- 802.11ax (5GHz): 3.6~1,201 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE80)
- 802.11ax (6GHz): 3.6~2402 (MCS0~MCS11、NSS = 1~2、HE20~HE160)
- 802.11n/acパケット集約:
- A-MPDU、A-MSDU
- 送信出力:
- 0.5dBm単位で構成可能
- 最大 (アグリゲーション、実行合計) 送信出力 (地域の規制により制限):
- 無線/周波数帯あたり (2.4GHz / 5GHz / 6GHz): +21dBm (チェーンあたり18dBm)
- 注: 実行送信出力にアンテナ利得は含まれません。総 (EIRP) 送信出力を算出するには、アンテナ利得を加算する必要があります。
- Advanced Cellular Coexistence (ACC) がセルラーネットワークからの干渉の影響を最小限に抑制
- 最大比合成 (MRC) による受信性能の向上
- ダウンリンクのRFパフォーマンスを改善する巡回遅延/シフトダイバーシティ (CDD/CSD)
- 時空間ブロック符号 (STBC) によるエリア拡張と受信強化
- 低密度パリティチェック (LDPC) によるエラー訂正の効率化とスループットの強化
- 送信ビームフォーミング (TxBF) による信号の信頼性と範囲の強化
- 802.11ax Target Wait Time (TWT) で低消費電力のクライアントデバイスをサポート
- 802.11mc Fine Timing Measurement (FTM) で正確な測距を実現
1 5GHzと6GHz (のみ) の同時運用の場合、U-NII-4帯域は無効になります。Wi-Fiアンテナ - AP-605R:
- 最大アンテナ利得5.5dBi (2.4GHz)、5.5dBi (5GHz)、および5.5dBi (6GHz) の2x2 MIMO対応の全方向性内蔵アンテナ。内蔵アンテナのパフォーマンスは、アクセスポイントが水平デスクに設置されたときに最適化されます。
- MIMO無線の各アンテナパターンを組み合わせた場合、組み合わされた平均パターンのピーク利得は4.4dBi (2.4GHz)、4.7dBi (5GHz)、4.7dBi (6GHz) です。
- 最大アンテナ利得5.5dBi (2.4GHz)、5.5dBi (5GHz)、および5.5dBi (6GHz) の2x2 MIMO対応の全方向性内蔵アンテナ。内蔵アンテナのパフォーマンスは、アクセスポイントが水平デスクに設置されたときに最適化されます。
その他のインターフェイスと機能 - アップリンク (E0): イーサネット有線ネットワークポート (RJ-45)
- リンク速度 (10/100/1000BASE-T) およびMDI/MDXのオートセンシング
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- アップ/ダウンリンク (E1): イーサネット有線ネットワークポート (RJ-45)
- リンク速度 (100/1000/2500BASE-T) およびMDI/MDXのオートセンシング
- 2.5Gbpsの速度はNBASE-Tおよび802.3bzの仕様に準拠
- POE-PD: 48Vdc (公称) 802.3af/at PoE (クラス3以上)
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- ダウンリンク (E1-E4): イーサネット有線ネットワークポート (RJ-45)
- リンク速度 (10/100/1000BASE-T) およびMDI/MDXのオートセンシング
- 802.3az Energy Efficient Ethernet (EEE)
- E4: POE-PSE: 802.3af POE出力 (最大15.4W)
- DC電源インターフェイス
- 丸型: 48Vdc (公称、+/- 5%)、直径1.35mm/3.5mm、長さ9.5mmの中心正極丸型プラグに対応
- USB 2.0ホストインターフェイス (Type Aコネクター)
- 接続したデバイスに最大1A / 5Wの給電が可能
- セルラー無線モジュールインターフェイス (背面カバーを取り外した後にアクセス可能)
- 独自のモジュールインターフェイス (4Gおよび5Gセルラー無線向け)
- このタイプのモジュールに最大7Wを給電可能
- Bluetooth Low Energy (BLE5.0) およびZigbee (802.15.4) 無線
- BLE: 最大3dBmの送信出力 (クラス1) および-100dBmの受信感度 (125kbps)
- Zigbee: 最大3dBmの送信出力および-95dBmの受信感度 (250kbps)
- 約30~40度のダウンチルトと最大利得5.0dBiの全方向性内蔵アンテナ
- GPS、Galileo、GLONASS、BeiDou信号をサポートするGNSS L1 (1575.42MHz) レシーバー
- 受信感度: -162dBm (トラッキング)
- 約30~40度のダウンチルトと最大利得2.7dBiの全方向性内蔵アンテナ
- 2.4GHz帯の複数無線の同時運用を可能にするAdvanced IoT Coexistence (AIC) を搭載
- Trusted Platform Module (TPM) を内蔵し、セキュリティと偽造防止を強化
- バックライト付きLCDステータス表示 (スクロールボタン付き)
- APおよびセルラーモジュールのステータス、ファームウェアバージョンなど
- 主な構成情報
- インターフェイスのステータス (イーサネット、WLAN、USB、セルラー)
- 接続デバイスの情報
- ビジュアルシステム ステータスインジケーター (マルチカラーLED)
- シリアルコンソールインターフェイス (専用、micro-B USB物理ジャック)
- リセットボタン: 工場出荷時設定にリセット、LEDモードコントロール (通常/オフ)
- Kensingtonセキュリティスロット
- 自動サーマルシャットダウンおよびリカバリ機能
- AP-605R:
電源と消費電力 - 対応DC電源からAPに給電
- APには、対応する48V/5W DC電源アダプターが付属
- 最大 (最悪の場合) 消費電力: 40W
- セルラーモジュールを使用せず、USBまたはE4ポート (PSE) からの給電もない場合: 14.5W
- 接続されているUSBデバイスに5Wを給電する場合の最大 (最悪の場合) 消費電力: 5.7W
- 接続されているPOEデバイスに15.4Wを給電する場合の最大 (最悪の場合) 消費電力: 16.0W
- AP-605CM12モジュールを使用する場合の最大 (最悪の場合) 消費電力: 3.8W
- アイドルモードでの最大 (最悪の場合) 消費電力: 4.9W
- 接続されているモジュールまたはデバイスに電力が供給されないものとする
取り付け方法 - アクセスポイントはデスクに設置することを前提とし、内蔵アンテナは最適化されています。
機械的仕様 - 寸法/重量 (AP-605R、本体):
- 225mm (W) x 150mm (D) x 40mm (H)
- 900g
- 寸法/重量 (AP-605R12、本体、LTEアンテナ収納):
- 225mm (W) x 180mm (D) x 67mm (H)
- 1080g
- 寸法/重量 (AP-605R、出荷時):
- 373mm (W) x 309mm (D) x 107mm (H)
- 1935g
- 寸法/重量 (AP-605R12、出荷時):
- 373mm (W) x 309mm (D) x 107mm (H)
- 2110g
環境仕様 - 動作条件
- 温度: 0C~+40C / +32F~+104F
- 相対湿度: 5%~95%
- ETS 300 019クラス3.2環境
- アクセスポイントは空調スペースでの使用に適したプレナム定格
- 保管条件
- 温度: -25C~+55C / +13F~+131F
- 相対湿度: 10%~100%
- ETS 300 019クラス1.2環境
- 輸送条件
- 温度: -40C~+70C / -40F~+158F
- 相対湿度: 最大95%
- ETS 300 019クラス2.3環境
信頼性 - 動作周囲温度+25℃での平均故障間隔 (MTBF):
- AP-605R: 697,000時間 (80年間)
- AP-605CM12: 450万時間 (514年間)
- AP-605R12: 605,000時間 (69年間)
法規制の遵守 - FCC/ISED
- CEマーク準拠
- RED指令2014/53/EU
- EMC指令2014/30/EU
- 低電圧指令2014/35/EU
- UL/IEC/EN 60950
- IEC/EN 62368-1
- EN 60601-1-1、EN60601-1-2
国別規制や承認の詳細については、HPE Aruba Networking担当者にお問い合わせください。
規制モデル番号 - AP-605Rアクセスポイント (全モデル): APINR605
- AP-605CM12 CAT12 LTEモジュール: APINCM12
認定 - Wi-Fi Alliance (WFA):
- Wi-Fi CERTIFIED a、b、g、n、ac
- Wi-Fi CERTIFIED 6E (ax、6GHz)
- WPA、WPA2、およびWPA3 – Enterprise (CNSAオプション付き)、Personal (SAE)、Enhanced Open (OWE)
- WMM、WMM-PS、Wi-Fi Agile Multiband
- Passpoint (リリース2)
- Bluetooth SIG
- Ethernet Alliance (PoE、PSEデバイス、クラス3)
保証 オペレーティングシステムの最小ソフトウェアバージョン - HPE Aruba Networking Central 2.5.7 APライセンスとArubaOS 10.5.0.0が必要です。
- 対応DC電源からAPに給電
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