ドーソン郡の学校

教育面に力を入れているジョージア州の学区は、Aruba CX、Central、UXI で急速に進化するカリキュラム需要に対応

  • お客様プロフィール

    ドーソン郡の学校 (Dawson County Schools) は、ジョージア州のドーソンヴィル、ジュノ、ビッグ・カヌーの一部のコミュニティを対象にしています。95% という高い卒業率を達成しているドーソン郡の学校は、大学、仕事、生活に必要な教養重視の教育を行っています。チャーター・スクール・システムとして、ドーソン郡は、学生のパフォーマンスに対する責任、学校ベースのリーダーシップとガバナンスへの注力、イノベーションへの注力の強化を実証することが期待されています。

    • 市場: 初中等教育
    • 場所: 米国ジョージア州ドーソンヴィル
    • 顧客の規模: 3,700 人以上の学生と 500 人以上の職員

    活用事例

    将来に対応する、合理化された AI 主導型自動プラットフォームで次世代の授業、運営、管理のエクスペリエンスを提供する有線・無線ネットワークを更新することにより、目標を達成できるよう生徒を引きつけ奨励するカリキュラム・イニシアチブ、新しい STEM、VR をサポートします。

    要件

    • 有線と無線のインフラストラクチャの更新、簡素化、合理化
    • 次世代のエンタープライズ・ソリューションで時間、労力、リソースを節約
    • 高パフォーマンスで信頼性の高い、自己修復型の未来対応ネットワークを導入

    結果

    • 無線導入と構成にかかる時間を数日から数分へと短縮
    • トラブルシューティングにかかる時間を数時間から数秒に短縮することにより、ユーザー・エクスペリエンスを向上
    • カリキュラム、運動、管理、コミュニティの接続ニーズをサポート
    • IoT、コラボレーション、その他のクラウド対応テクノロジーの AI 主導型のインテリジェントかつセキュアなエンタープライズ接続を実現
    • 統合型リスク軽減ネットワーク・アクセス制御といった追加が可能な、柔軟かつ拡張性に優れたプラットフォーム

    STEM プログラムの拡張、AR/VR の授業での積極的導入、新しいテクノロジー対応農業センターにより、ドーソン郡の学校は、有線・無線テクノロジーを近代化して目的・目標を実現する必要がありました。

    ジョージア州ドーソンヴィル学校システムの技術エグゼクティブ・ディレクター、ロマン・ギャディス氏は、「私たちのコア・ネットワークは老朽化しており、既存の無線はエンタープライズ機能が不足していました」と述べ、「私たちの旧型のソリューションは、小規模な IT チームのために莫大な IT リソースを必要としていました」と説明しています。

    統合型アプローチによる AI 対応有線・無線ネットワーク

    教育面に力を入れているチャーター・スクールとして、95% という高い卒業率を達成しているドーソン郡の学校は、3,700 人以上の学生、7 つの学校、5 つの管理施設を抱え、学生パフォーマンス、学校ベースのリーダーシップとガバナンス、イノベーションへの注力の強化を実証することが期待されています。

    ギャディス氏は「州の要件に合わせミッションを実現するために、私たちは 1:1 テクノロジー戦略、近代的なカリキュラムの需要、管理のニーズをサポートするインフラストラクチャを必要としていました」と述べています。

    ドーソン郡では、Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company のスイッチングをすでに導入しており、その中核を更新し、旧型の Ubiquiti Wi-Fi ネットワークを入れ替えるために、さまざまなソリューションを評価しました。

    ギャディス氏は「Aruba の次世代 CX スイッチング・プラットフォームは、コア・ネットワーキングにおける将来的な要件にも対応することができます」と述べ、また「Aruba の Wi-Fi ソリューションは、最高のシームレスなモビリティを提供しながら、有線・無線インフラストラクチャの合理化された統合型管理も可能にしてくれると判断しました」と説明しています。

    インテリジェントで信頼性の高い、自己修復型のインフラストラクチャを実現

    ドーソン郡は、新しい Aruba ESP ベースのネットワーク用に製品を複数選びました。無線については、300 シリーズの屋外アクセス・ポイント (AP) と Aruba の Wi-Fi 6 屋内 AP (500 シリーズ510 シリーズ550 シリーズ) の組み合わせを選びました。有線ネットワーキング・コアについては、CX 6400 スイッチ・シリーズを採用しました。

    また、新しいインフラストラクチャには、クラウドネイティブのマイクロサービス・アーキテクチャ上に構築されたクラウドベースのネットワーク管理が可能なAruba Centralや、ユーザー観点でネットワークの継続的な監視とテストが可能な Aruba ユーザー・エクスペリエンス・インサイト (UXI) センサーを導入しました。

    ArubaOS-CX による自動化や合理化されたプロアクティブな管理

    IT リソースが限られた多くの組織と同様、ドーソン郡は、高まるコンピューティング需要に応えるために信頼性の高いネットワークの提供が期待されていることから、新しい CX 6400 コア・スイッチのインテリジェンスと可用性の高さを評価しています。

    これには、完全プログラム可能な ArubaOS-CX オペレーティング・システムが含まれ、ネットワークの自動化とシンプルさを実現し、直感的な構成ツールや内蔵 Aruba ネットワーク解析エンジン (NAE) も用意されています。これらの機能などは、リアルタイムの監視とトラブルシューティングを提供するため、オペレーションやユーザーに影響する前に問題を検出し、解決できるプロアクティブなネットワーク管理が可能になります。

    ネットワーク・パフォーマンスの期待に応える

    ドーソン郡の IT スタッフは、最大 100GbE の速度を提供する CX 6400 の拡張性を活用できることに満足しています。ギャディス氏は、「すべての施設間の 10GbE 接続を 40GbE と入れ替えることを計画しています。」と述べています。

    教室環境における接続速度向上の期待に応えることに加え、40GbE にアップグレードすることにより、ドーソン郡の監視カメラ・システムの更新計画も円滑に進めることができます。

    ギャディス氏は、「新しいスイッチング・インフラストラクチャにより、監視カメラのビデオ・ストリームの一元化ができるため、録画データをオンサイトで保管しておくよりもさまざまなメリットがあります。」と付け加えます。

    授業でタブレットを使用する学生

    Aruba Central と AIOps でオペレーションを近代化

    ドーソン郡は、Central の幅広い機能を使用して、フルサービスの AI インサイト、セキュリティ、統合インフラストラクチャ管理を単一画面から提供するため、幅広い機能を活用しています。

    これは導入から始まります。ギャディス氏は「Aruba のゼロタッチ・プロビジョニングのおかげで、教室での AP の導入にはわずか数分しかかかりませんでした」と述べ、「AP を接続するだけで、Central がすべての構成をダウンロードしてくれます。IT スタッフにとっては時間の大幅な節約となり、授業のサポートにより多くの時間を割り当てることができるようになりました」と話します。

    さらに、Central の AIOps により、問題を迅速に診断し解決できるばかりでなく、障害が発生する前に問題を未然に解決することができます。全サイトでベースラインを構築するために、Central は学区で導入されているすべての Aruba 無線アクセス・ポイントとスイッチのデータを収集します。問題が発生すれば、ドーソン郡の特定のネットワークから構築されたインサイトにより原因を特定することができます。

    また、ドーソン郡は、Central の AIOps 内で Aruba 独自のピア比較機能を活用することができます。これは似たようなサイトと照らし合わせて、ネットワークの最適化やユーザー・エクスペリエンスの強化のためにドーソン郡の構成または導入全体への変更を推奨するものです。

    UXI で学区全体のユーザー・エクスペリエンスを強化

    ユーザー・エクスペリエンスが標準よりも下回るエリアを迅速かつ簡単に特定するために、ドーソン郡が実施している IT プロジェクトとして UXI の導入があります。

    ギャディス氏は「まず 2 つの UXI センサーから始め、一時的にサイトに導入しました。これがなければユーザーにより問題が報告されても特定できないでしょう」と述べています。この手法により、学区のサイトベースのトラブルシューティングを数時間から数秒に短縮させることができました。

    同氏は「ユーザー問題を解決し、管理のオーバーヘッドを軽減するために UXI による効果は絶大であることから、センサーを各施設に導入することを計画しています。」と付け加えています。

    IoT やクラウドなどに最先端のアクセスを提供

    学区全体において、ドーソン郡のユーザーは、新しいネットワーキング・インフラストラクチャからいくつものメリットを経験しています。教室、運動場、管理施設、またはコミュニティにおいて、IoT、クラウド、その他の接続ニーズに対し最先端のアクセスを提供しています。

    農業、STEM、VR、ビデオ対応授業のコラボレーション

    学区の STEM (科学・技術・工学・数学) の取り組みを推進するために、中学校の工学研究所や農業センターが新たな形態の教室としてサポートされています。

    また、高校には新しい大規模な VR (仮想現実) 研究所があり、下の学年においても比較的小規模な VR の取り組みが行われています。ギャディス氏は「高校では、学生はバーチャル会社見学に参加して、製造などさまざまな業界について学ぶことができます」と述べ、「下の学年においては、子供たちは Google Expeditions で遠足に出かけています」と話しています。

    こうした仮想ツアーは、コロナ禍により活動が制限され、生徒が現地での体験型学習に参加できなくなった時期において特に活発になりました。同氏は「Aruba インフラストラクチャにより、VR トラフィック負荷を処理するために高パフォーマンスの帯域幅を十分に確保することができました」と述べています。また、「コロナ禍以前に比べ、カリキュラムで Google Meets や Zoom が全体的にさらに使用されるようになりましたが、これにも対処しています 」と説明しています。

    屋外 Wi-Fi により移動の安全を強化

    学生による移動の安全もまた、ドーソン郡の新しいネットワークにより改善された機能の一つです。例えば、学区のバス施設に設置された屋外 AP は、監視カメラによる動画を直ちにアップロードできるため、問題にも速やかに対応できます。

    ギャディス氏は「これまでは問題が発生すれば、バスの車載カメラからハード・ドライブを取り外し、ノート PC またはその他のコンピュータに物理的に接続してセキュリティ・システム専用ソフトウェアで確認する必要がありました」と述べています。

    同氏は「新しい Wi-Fi を使用することで、車載カメラの動画が自動的にクラウドにアップロードされ、管理者はこの動画にどこからでもアクセスすることができます」と述べています。

    授業でタブレットを使用する学生

    運動場、芸術、コミュニティの接続

    ギャディス氏によると、運動場や芸術センターもまた新しいネットワークにより進化しており、結果的にコミュニティ全体にメリットをもたらしています。

    ギャディス氏は「授業日には体育の授業で使用し、時間外には競技大会のために使用できる、新しい多目的屋内運動施設を建設しています」と述べています。運動施設では、教員、コーチ、コミュニティ・メンバーが Wi-Fi アクセスを利用することができます。

    同氏は「芸術については、舞台芸術センターを高校のキャンパス内に設立し、コミュニティや学区により非常に利用されています」と述べ、「コンサート、タレントショー、ファンドレイジングなどにおいて、コミュニティ・メンバーは、施設とネットワークへのアクセスを高く評価しています」と話します。

    未来対応ネットワークがもたらす大きなメリット

    ドーソン郡は、さらに前進し、未来対応の有線・無線ネットワークの構築を続けることを計画しています。すべての施設の旧型のスイッチを Aruba CX モデルと入れ替えることもその計画の一つです。

    ネットワーク・アクセス・セキュリティを向上させるために、Aruba ClearPass の追加も検討します。これは、今まで切望されていた Cyber Catalyst by MarshSM 認定を受けています。このプログラムにより、ClearPass 導入者は、対象保険会社によるサイバー保険ポリシーについてより強化された利用条件が適用されるため、運用予算を節約しながらサイバーセキュリティ上のリスクを軽減することができます。

    また、ドーソン郡は、ALERTPOINT による危機管理プラットフォームを統合した、バッジベースの物理的なセキュリティ緊急警報システムを展開中です。ギャディス氏は「このバッジは無線で、システムのバランスには堅牢な有線ネットワークを必要とします」と述べ、「そして現在、どちらも実装しています」と説明しています。

    総合的に見て、Aruba を導入することにより、ドーソン郡は最先端を行くことができます。ギャディス氏は、「小さな学区で IT チームも小規模であるにもかかわらず、ドーソン群は州内でも有数の優れた初等中等教育向けネットワークを展開しています。さらに、Aruba のソリューションにより、時間、労力、リソースを節約でき、とても満足しています」と話しています。

    詳細はこちら

    小さな学区で IT チームも小規模であるにもかかわらず、ドーソンは州内でも有数の優れた初中等教育向けネットワークを展開しています。さらに、Aruba のソリューションにより、時間、労力、リソースを節約でき、とても満足しています。

    ロマン・ギャディス氏、技術エグゼクティブ・ディレクター
  • お客様プロフィール

    ドーソン郡の学校 (Dawson County Schools) は、ジョージア州のドーソンヴィル、ジュノ、ビッグ・カヌーの一部のコミュニティを対象にしています。95% という高い卒業率を達成しているドーソン郡の学校は、大学、仕事、生活に必要な教養重視の教育を行っています。チャーター・スクール・システムとして、ドーソン郡は、学生のパフォーマンスに対する責任、学校ベースのリーダーシップとガバナンスへの注力、イノベーションへの注力の強化を実証することが期待されています。

    • 市場: 初中等教育
    • 場所: 米国ジョージア州ドーソンヴィル
    • 顧客の規模: 3,700 人以上の学生と 500 人以上の職員

    活用事例

    将来に対応する、合理化された AI 主導型自動プラットフォームで次世代の授業、運営、管理のエクスペリエンスを提供する有線・無線ネットワークを更新することにより、目標を達成できるよう生徒を引きつけ奨励するカリキュラム・イニシアチブ、新しい STEM、VR をサポートします。

    要件

    • 有線と無線のインフラストラクチャの更新、簡素化、合理化
    • 次世代のエンタープライズ・ソリューションで時間、労力、リソースを節約
    • 高パフォーマンスで信頼性の高い、自己修復型の未来対応ネットワークを導入

    結果

    • 無線導入と構成にかかる時間を数日から数分へと短縮
    • トラブルシューティングにかかる時間を数時間から数秒に短縮することにより、ユーザー・エクスペリエンスを向上
    • カリキュラム、運動、管理、コミュニティの接続ニーズをサポート
    • IoT、コラボレーション、その他のクラウド対応テクノロジーの AI 主導型のインテリジェントかつセキュアなエンタープライズ接続を実現
    • 統合型リスク軽減ネットワーク・アクセス制御といった追加が可能な、柔軟かつ拡張性に優れたプラットフォーム

    STEM プログラムの拡張、AR/VR の授業での積極的導入、新しいテクノロジー対応農業センターにより、ドーソン郡の学校は、有線・無線テクノロジーを近代化して目的・目標を実現する必要がありました。

    ジョージア州ドーソンヴィル学校システムの技術エグゼクティブ・ディレクター、ロマン・ギャディス氏は、「私たちのコア・ネットワークは老朽化しており、既存の無線はエンタープライズ機能が不足していました」と述べ、「私たちの旧型のソリューションは、小規模な IT チームのために莫大な IT リソースを必要としていました」と説明しています。

    統合型アプローチによる AI 対応有線・無線ネットワーク

    教育面に力を入れているチャーター・スクールとして、95% という高い卒業率を達成しているドーソン郡の学校は、3,700 人以上の学生、7 つの学校、5 つの管理施設を抱え、学生パフォーマンス、学校ベースのリーダーシップとガバナンス、イノベーションへの注力の強化を実証することが期待されています。

    ギャディス氏は「州の要件に合わせミッションを実現するために、私たちは 1:1 テクノロジー戦略、近代的なカリキュラムの需要、管理のニーズをサポートするインフラストラクチャを必要としていました」と述べています。

    ドーソン郡では、Aruba, a Hewlett Packard Enterprise company のスイッチングをすでに導入しており、その中核を更新し、旧型の Ubiquiti Wi-Fi ネットワークを入れ替えるために、さまざまなソリューションを評価しました。

    ギャディス氏は「Aruba の次世代 CX スイッチング・プラットフォームは、コア・ネットワーキングにおける将来的な要件にも対応することができます」と述べ、また「Aruba の Wi-Fi ソリューションは、最高のシームレスなモビリティを提供しながら、有線・無線インフラストラクチャの合理化された統合型管理も可能にしてくれると判断しました」と説明しています。

    インテリジェントで信頼性の高い、自己修復型のインフラストラクチャを実現

    ドーソン郡は、新しい Aruba ESP ベースのネットワーク用に製品を複数選びました。無線については、300 シリーズの屋外アクセス・ポイント (AP) と Aruba の Wi-Fi 6 屋内 AP (500 シリーズ510 シリーズ550 シリーズ) の組み合わせを選びました。有線ネットワーキング・コアについては、CX 6400 スイッチ・シリーズを採用しました。

    また、新しいインフラストラクチャには、クラウドネイティブのマイクロサービス・アーキテクチャ上に構築されたクラウドベースのネットワーク管理が可能なAruba Centralや、ユーザー観点でネットワークの継続的な監視とテストが可能な Aruba ユーザー・エクスペリエンス・インサイト (UXI) センサーを導入しました。

    ArubaOS-CX による自動化や合理化されたプロアクティブな管理

    IT リソースが限られた多くの組織と同様、ドーソン郡は、高まるコンピューティング需要に応えるために信頼性の高いネットワークの提供が期待されていることから、新しい CX 6400 コア・スイッチのインテリジェンスと可用性の高さを評価しています。

    これには、完全プログラム可能な ArubaOS-CX オペレーティング・システムが含まれ、ネットワークの自動化とシンプルさを実現し、直感的な構成ツールや内蔵 Aruba ネットワーク解析エンジン (NAE) も用意されています。これらの機能などは、リアルタイムの監視とトラブルシューティングを提供するため、オペレーションやユーザーに影響する前に問題を検出し、解決できるプロアクティブなネットワーク管理が可能になります。

    ネットワーク・パフォーマンスの期待に応える

    ドーソン郡の IT スタッフは、最大 100GbE の速度を提供する CX 6400 の拡張性を活用できることに満足しています。ギャディス氏は、「すべての施設間の 10GbE 接続を 40GbE と入れ替えることを計画しています。」と述べています。

    教室環境における接続速度向上の期待に応えることに加え、40GbE にアップグレードすることにより、ドーソン郡の監視カメラ・システムの更新計画も円滑に進めることができます。

    ギャディス氏は、「新しいスイッチング・インフラストラクチャにより、監視カメラのビデオ・ストリームの一元化ができるため、録画データをオンサイトで保管しておくよりもさまざまなメリットがあります。」と付け加えます。

    授業でタブレットを使用する学生

    Aruba Central と AIOps でオペレーションを近代化

    ドーソン郡は、Central の幅広い機能を使用して、フルサービスの AI インサイト、セキュリティ、統合インフラストラクチャ管理を単一画面から提供するため、幅広い機能を活用しています。

    これは導入から始まります。ギャディス氏は「Aruba のゼロタッチ・プロビジョニングのおかげで、教室での AP の導入にはわずか数分しかかかりませんでした」と述べ、「AP を接続するだけで、Central がすべての構成をダウンロードしてくれます。IT スタッフにとっては時間の大幅な節約となり、授業のサポートにより多くの時間を割り当てることができるようになりました」と話します。

    さらに、Central の AIOps により、問題を迅速に診断し解決できるばかりでなく、障害が発生する前に問題を未然に解決することができます。全サイトでベースラインを構築するために、Central は学区で導入されているすべての Aruba 無線アクセス・ポイントとスイッチのデータを収集します。問題が発生すれば、ドーソン郡の特定のネットワークから構築されたインサイトにより原因を特定することができます。

    また、ドーソン郡は、Central の AIOps 内で Aruba 独自のピア比較機能を活用することができます。これは似たようなサイトと照らし合わせて、ネットワークの最適化やユーザー・エクスペリエンスの強化のためにドーソン郡の構成または導入全体への変更を推奨するものです。

    UXI で学区全体のユーザー・エクスペリエンスを強化

    ユーザー・エクスペリエンスが標準よりも下回るエリアを迅速かつ簡単に特定するために、ドーソン郡が実施している IT プロジェクトとして UXI の導入があります。

    ギャディス氏は「まず 2 つの UXI センサーから始め、一時的にサイトに導入しました。これがなければユーザーにより問題が報告されても特定できないでしょう」と述べています。この手法により、学区のサイトベースのトラブルシューティングを数時間から数秒に短縮させることができました。

    同氏は「ユーザー問題を解決し、管理のオーバーヘッドを軽減するために UXI による効果は絶大であることから、センサーを各施設に導入することを計画しています。」と付け加えています。

    IoT やクラウドなどに最先端のアクセスを提供

    学区全体において、ドーソン郡のユーザーは、新しいネットワーキング・インフラストラクチャからいくつものメリットを経験しています。教室、運動場、管理施設、またはコミュニティにおいて、IoT、クラウド、その他の接続ニーズに対し最先端のアクセスを提供しています。

    農業、STEM、VR、ビデオ対応授業のコラボレーション

    学区の STEM (科学・技術・工学・数学) の取り組みを推進するために、中学校の工学研究所や農業センターが新たな形態の教室としてサポートされています。

    また、高校には新しい大規模な VR (仮想現実) 研究所があり、下の学年においても比較的小規模な VR の取り組みが行われています。ギャディス氏は「高校では、学生はバーチャル会社見学に参加して、製造などさまざまな業界について学ぶことができます」と述べ、「下の学年においては、子供たちは Google Expeditions で遠足に出かけています」と話しています。

    こうした仮想ツアーは、コロナ禍により活動が制限され、生徒が現地での体験型学習に参加できなくなった時期において特に活発になりました。同氏は「Aruba インフラストラクチャにより、VR トラフィック負荷を処理するために高パフォーマンスの帯域幅を十分に確保することができました」と述べています。また、「コロナ禍以前に比べ、カリキュラムで Google Meets や Zoom が全体的にさらに使用されるようになりましたが、これにも対処しています 」と説明しています。

    屋外 Wi-Fi により移動の安全を強化

    学生による移動の安全もまた、ドーソン郡の新しいネットワークにより改善された機能の一つです。例えば、学区のバス施設に設置された屋外 AP は、監視カメラによる動画を直ちにアップロードできるため、問題にも速やかに対応できます。

    ギャディス氏は「これまでは問題が発生すれば、バスの車載カメラからハード・ドライブを取り外し、ノート PC またはその他のコンピュータに物理的に接続してセキュリティ・システム専用ソフトウェアで確認する必要がありました」と述べています。

    同氏は「新しい Wi-Fi を使用することで、車載カメラの動画が自動的にクラウドにアップロードされ、管理者はこの動画にどこからでもアクセスすることができます」と述べています。

    授業でタブレットを使用する学生

    運動場、芸術、コミュニティの接続

    ギャディス氏によると、運動場や芸術センターもまた新しいネットワークにより進化しており、結果的にコミュニティ全体にメリットをもたらしています。

    ギャディス氏は「授業日には体育の授業で使用し、時間外には競技大会のために使用できる、新しい多目的屋内運動施設を建設しています」と述べています。運動施設では、教員、コーチ、コミュニティ・メンバーが Wi-Fi アクセスを利用することができます。

    同氏は「芸術については、舞台芸術センターを高校のキャンパス内に設立し、コミュニティや学区により非常に利用されています」と述べ、「コンサート、タレントショー、ファンドレイジングなどにおいて、コミュニティ・メンバーは、施設とネットワークへのアクセスを高く評価しています」と話します。

    未来対応ネットワークがもたらす大きなメリット

    ドーソン郡は、さらに前進し、未来対応の有線・無線ネットワークの構築を続けることを計画しています。すべての施設の旧型のスイッチを Aruba CX モデルと入れ替えることもその計画の一つです。

    ネットワーク・アクセス・セキュリティを向上させるために、Aruba ClearPass の追加も検討します。これは、今まで切望されていた Cyber Catalyst by MarshSM 認定を受けています。このプログラムにより、ClearPass 導入者は、対象保険会社によるサイバー保険ポリシーについてより強化された利用条件が適用されるため、運用予算を節約しながらサイバーセキュリティ上のリスクを軽減することができます。

    また、ドーソン郡は、ALERTPOINT による危機管理プラットフォームを統合した、バッジベースの物理的なセキュリティ緊急警報システムを展開中です。ギャディス氏は「このバッジは無線で、システムのバランスには堅牢な有線ネットワークを必要とします」と述べ、「そして現在、どちらも実装しています」と説明しています。

    総合的に見て、Aruba を導入することにより、ドーソン郡は最先端を行くことができます。ギャディス氏は、「小さな学区で IT チームも小規模であるにもかかわらず、ドーソン群は州内でも有数の優れた初等中等教育向けネットワークを展開しています。さらに、Aruba のソリューションにより、時間、労力、リソースを節約でき、とても満足しています」と話しています。

    小さな学区で IT チームも小規模であるにもかかわらず、ドーソンは州内でも有数の優れた初中等教育向けネットワークを展開しています。さらに、Aruba のソリューションにより、時間、労力、リソースを節約でき、とても満足しています。

    ロマン・ギャディス氏、技術エグゼクティブ・ディレクター