ArubaOS と AOS-CX のリリースに関する説明

有効なリリース「タグ (種別)」または説明

ショート・サポート・リリース (SSR)

  • SSR は、Aruba が新機能や新規ハードウェアを発表するものの、ハードウェアをパーキングしない (サポートされる最新メジャー・リリースとはならない) 短期間のリリースです。
  • SSR リリースのサポート期間 (例: 最初のリリースからの年数など) は、AOS または AOS-CX により異なります。
  • メンテナンス終了 (EOM*) およびサポート終了 (EOST) は同じ日となります。

*注: 既存の「開発終了」マイルストーンは、「メンテナンス終了」マイルストーンに置き換えられます。

それぞれの期間については、https://www.arubanetworks.com/support-services/end-of-life-policy/ を参照してください。

ロング・サポート・リリース (LSR)

  • LSR は、Aruba が新機能や新規ハードウェアを発表し、必要に応じてハードウェアをサポート (最新メジャー・リリースをサポート) する長期間のリリースです。
  • LSR は、5 年間 (最初のリリースから 5 年間) メンテナンスとサポートが提供されますが、2 つの段階があり、AOS と AOS-CX とでは若干違いがあります。
  • 最初のリリースからメンテナンス終了 (EOM*) までの期間: バグや脆弱性のパッチのリリース頻度は次第に減少します。
  • EOM から サポート終了 (EOST) までの期間、「高」または「重大」の CVSS 問題に対し、必要に応じて脆弱性のパッチを提供します。

それぞれの期間については、https://www.arubanetworks.com/support-services/end-of-life-policy/ を参照してください。

C-ビルド

まれではありますが、お客様の特定ニーズに素早く対応するためのリリースであることを意味する「C-ビルド(カスタマー・ビルド)」タグが使用される場合があります。ある特定の機能や、お客様固有の環境に対応するための特別な欠陥修正プログラム、あるいはハードウェアの「サイクル外」リリースへの採用などが含まれます。C-ビルドは、該当する機能や修正プログラム、ハードウェアが標準リリースに導入されるまでの一時的な橋渡しとして使用されます。迅速な品質保証手順やテスト・サイクルを経て、お客様の特殊なユース・ケースのみに対応します。Arubaでは、極めて特殊な事例に対応する場合にのみC-ビルドを採用することをお勧めしています。

C-ビルドは、Aruba のテクニカル・アシスタンス・センターではサポートされず、Aruba 開発チームによって直接管理されます。お客様が C-ビルドを採用するには、Aruba 開発チームの承認が必要です。C-ビルドは、Aruba サポート・ページでは公開されません。「1 回限りの」ビルドであり、明確なパッチやサポート・ポリシーもありません。

非推奨リリース「タグ (種別)」または説明

以下は推奨されず、新規ソフトウェア・リリースでは使用されません。有線と無線のポートフォリオ間のオペレーションを合理化するために行われています。

コンサーバティブ・リリース(CR)

「コンサーバティブ・リリース」タグは、リリースが複数のお客様の本番ネットワークに導入されたことを意味します。コンサーバティブ・リリースは、Aruba WLAN ポートフォリオ内の「ゴールド基準」または「主要」リリースと見なされます。Aruba では、あらゆるお客様の本番ネットワークでコンサーバティブ・リリースを採用することをお勧めしています。

標準リリース(SR)

「標準リリース」タグは、重要な新しいソフトウェア機能やハードウェア・プラットフォームを搭載したリリースであることを意味します。新しいソフトウェア機能やハードウェア・プラットフォームのメリットに関心のあるお客様は、標準リリースにアップグレードすることをお勧めします。標準リリースは、必ず完全な品質保証手順とテスト・サイクルを完了してからすべてのお客様に向けて公開、提供されます。複数のお客様に採用されると、コンサーバティブ・リリースに「昇格」される場合があります。

技術リリース

「技術リリース」タグは、進化する市場要件に迅速に対応するために新しいソフトウェア機能やハードウェア・プラットフォームを搭載したリリースであることを意味します。この技術リリースにより、Aruba はお客様向けの独自機能や製品に対する要求、そして技術強化に短期間で対応することができます。このような新しいユース・ケースを導入したいお客様は、技術リリースにアップグレードすることをお勧めします。技術リリースでは、短縮された品質保証手順とテスト・サイクルによって新しい機能の動作を確認していますが、標準リリースのように完全なテスト・サイクルによってすべての既知の事例をテストすることはありません。

技術リリースの命名規則は、[a.b.c.d-featurename] または[a.b.c.d-HWPlatform] です。「a.b.c.d」は、ベースとなる Aruba OS のバージョン、「featurename」と「HWPlatform」は、その特定のリリースに導入される新しい機能を表します。

技術リリースのサポート期間は短いことが多く、通常は機能が後の標準リリースに組み込まれるまでの期間となります。技術リリースには、明確なパッチやサポート・サイクルはありません。

一般発売(GA)

「一般発売」タグは、リリースが複数のお客様の本番ネットワークに導入されたことを意味するために、以前に使用されていたタグです。現在は「コンサーバティブ・リリース」タグに変更されています。詳細は上記を参照してください。

先行発売(ED)

「先行発売」タグは、重要な新しいソフトウェア機能やハードウェア・プラットフォームを搭載したリリースであることを意味するために、以前に使用されていたタグです。現在は「標準リリース」タグに変更されています。詳細は上記を参照してください。